サンスクリット語の発音と書き方・Drsti Ai・9/ 1,2日(土日)/2018
ヨーガのクラスなどで耳にしたことがあるチャンティングはサンスクリット語です。
サンスクリット語はインドに古くから伝わってきた言語で「とてもうまく作られた、洗練された」という意味があり、その体系がきれいに整っています。そもそも人が音を出しやすいように整っているということです。
そのサンスクリット語は『デーヴァ(神の)バーシャー(言語)』とも言われ、感謝と祈りを表現しています。人間に生まれてきたこと自体、とても素晴らしいことであって、過去の調和した行いの結果であるとされていますが、その中でもサンスクリット語に出会うということはとても吉兆なことであると言われています。
そして、ヨーガというものに興味を持つ、あるいは携わっておられる方は、それを学ぶ準備が整えられていくので、チャンティングの美しい音に心惹かれるということも自然な流れで出会うのかもしれません。*シュローカ(祈りの詩歌)をチャンティングすることは、祈りの行為であり、
祈るということは、すべての人が幸せを実現していくために有効です。シュローカの意味を知らなくても、唱える行いだけで結果がでるとも言われ、プンニャ(良い行いの貯金)を積み上げられるのです。
行為には、必ず結果はあるので、声に出した方がより効果は大きいです。
毎日、続けていくうちに音にも慣れて、意味を知ることで、さらに祈りの意味も次第に深まります。祈りの行為が自分を成長させてくれるということにつながります。
そんな美しいサンスクリット語の音の出し方、表記の仕方やその意味を2日間で学んでいきます。
今年はAi先生から学び、実際に祈りの*シュローカをチャンティングしてみましょう。
クラスの前にチャンティングする、ガネーシャの祈りやサラッスヴァティーへの祈り、そして平和を祈るsvasti pāṭha(スヴァスティ・パータ)などを練習します。
音の仕方を習得すれば、あとは練習していくことで慣れていきます。祈りのある生活は心の落ち着きを与えてくれることでしょう。
サンスクリット語に触れてみたい、最初からしっかり発音から学びたい、などなどきっかけは何であれ、なかなかサンスクリット語を丁寧に学べる機会はないですので、この機会にチャンティングを生活に取り入れていきましょう。
テキスト「わかりやすいサンスクリット語の正しい発音と表記」(Medha Michika著)を2日間で学びますので、都合で参加はしたいけど一日しか参加できない方は1日目のご参加をお勧めします。
*県外など遠方からで、参加したいけど通うのが大変と思われる方は、宿泊も可能ですので、お問合せください。
*マントラとシュローカの違い
シュローカとはスムルティと呼ばれる聖典(バガヴァットギータやタットヴァ・ボーダなど)で教えられているのがシュローカで、唱えるのには特別な資格が要りませんので、ある程度決まった音はありますが、発音と長さがあっていれば、どのような音でチャンティングするかは自由と言われています。
そして、マントラはヴェーダの聖典で教えられているのが「マントラ」で、それを唱えるのには特別な資格が要り、発音の正確さ、抑揚が関わっています。
間違って発音してしまうと不本意な結果を招くとされているので、特別な訓練を受けた人以外は触らぬ神に祟り無しで、唱えないのが無難とも言われています。
Drsti Ai
インド・タミルナードゥ州にある伝統的にヴェーダンタヴェーダーンタの教えを継承するArsh Vidya Gurukulamにて長期(39ヶ月)コース終了。同コースにて恩師スワミ・ダヤーナンダ・サラッスヴァティーおよびスワミ・サダートマナンダ・サラッスヴァティーのもとでヴェーダーンタ(バガヴァッドギータ、ウパニシャッド、ブランマスートラ)をサンスクリット語(パーニニ式)とチャンティングを学んでいるぶ。 Drsti (दृष्टि)とはGuru’s Vision、 Arsha Darshana (आर्ष-दर्शन)とはSage’s Visionの意味。